がんの勉強部屋☆
がんの最新情報から予防、医療情報まで科学的証拠に基づいた情報を集めまています。いろいろな情報を共有できたらと思っています。
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ジクロロ酢酸は正常細胞には毒性を及ぼさない選択的な抗癌剤として有望
*本文とコメントの内容が専門的なので、より分かりやすくまとめました。もしよろしければ、そちらも参照ください。
⇒ http://cancernet.blog89.fc2.com/blog-entry-163.html


<本文です>

癌細胞ではミトコンドリアのカリウムチャンネル軸が抑制されており、これを正常化すると細胞死がおきて腫瘍増殖が阻害されると分かりました。

実験の結果、癌細胞でのミトコンドリアの膜電位亢進とカリウムチャンネル・Kv1.5の発現低下は細胞死抵抗性に寄与していました。

ジクロロ酢酸(Dichloroacetate、DCA)はミトコンドリアのピルビン酸デヒドロゲナーゼキナーゼ(PDK)を阻害し、解糖からグルコース酸化への代謝の移行・膜電位の低下・Kvチャンネルの活性化を引き起こしました。これらの作用は癌細胞選択的であり、正常細胞では認められませんでした。

また、DCAはNFAT1依存的なメカニズムでKv1.5をアップレギュレートしました。

これらの作用により毒性を及ぼすことなくDCAはアポトーシスを誘導し、増殖を抑制し、腫瘍増殖を阻害しました。

この結果から、ミトコンドリアのNFAT-Kv軸とPDKは癌治療薬の標的として重要と考えられました。また、DCAは経口投与可能な選択的な抗癌剤として有望と考えられました。

‥> Reference
Cheap molecule may attack tumours / BBC
Cheap, safe drug kills most cancers / NewScientist

‥> Article
A mitochondria-k(+) channel axis is suppressed in cancer and its normalization promotes apoptosis and inhibits cancer growth. Cancer Cell. 2007 Jan;11(1):37-51.
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この記事に対するコメント

はじめまして。
ジクロロ酢酸(DCA)を検索していて、こちらに辿りつきました。
誠に不躾ではございますが、質問させていただいてよろしいでしょうか?
ここに書いていらっしゃるジクロロ酢酸とは、ジクロロ酢酸ナトリウムでしょうか?
それともジクロロ酢酸ジイソプロピルアミンなのでしょうか?
できれば両者の違いについても、教えていただけないでしょうか?
色々検索してはみたのですが、素人にはお手上げで、おすがりします。
何卒宜しくお願いいたします。
【2007/05/03 03:44】 URL | クマ #Ll5Xzlp6 [ 編集]

はじめまして
コメントありがとうございます。
調べてみますので、もう少しお待ちください。
【2007/05/03 11:21】 URL | 管理人です #- [ 編集]


ありがとうございます! よろしくお願いいたします。
【2007/05/03 16:44】 URL | クマ #Ll5Xzlp6 [ 編集]

返信遅くなりすみません
ご質問の件に、私なりにお答えさせていただきます。
私も勉強中で、もしかすると間違っているところがあるかもしれませんので、参考程度にされてください。
また、厳密には表現が異なるところもありますが、簡略化して書きますのでご了承ください。

この記事のジクロロ酢酸は、ジクロロ酢酸ナトリウムだと思います。

そう考えた理由を以下に書きます。
①まずジクロロ酢酸ナトリウムの働きです。
私たちの細胞内では、糖分(でんぷんや砂糖など)から
解糖系とTCAサイクルという名前の手順で、エネルギーを作ります。
体に入った糖分は、まず解糖系でピルビン酸に変えられ、
それがTCAサイクルに渡され、さらにエネルギーを作ります。
以上は正常細胞の場合です。
これががん細胞の場合、解糖系の働くスピードが正常細胞よりも早いため、ピルビン酸をTCAサイクルに渡すのが追いつかず、
ピルビン酸が乳酸に変えられ、細胞外に出てきます。
がん細胞の周りはこの乳酸の影響で酸性になることが知られています。
おそらくこの酸性環境はがん細胞には都合のいい環境だろうと思います。(ちなみに正常細胞の周りは弱アルカリ性です)

ジクロロ酢酸ナトリウムは、ピルビン酸をTCAサイクルに渡すのを促進します。
なのでピルビン酸がスムーズに解糖系からTCAサイクルに移行します。
よって乳酸ができにくくなり、がん細胞によい酸性環境ができにくくなるのではないかと思われます。

②ジクロロ酢酸ジイソプロピルアミンの働きです。
これは別名ビタミンB15と呼ばれているようです。
肝臓での蛋白質の合成を促進する働きで、肝臓の修復などに役立つようです。
調べた限り、上記の記事と関連しそうな働きは見出せませんでした。

①②の内容から、上記の記事の内容は①の働きと関連があるので、
①のジクロロ酢酸ナトリウムではないかと考えました。

もし間違いなどがありましたら、ご指摘いただけたらと思います。
ご質問を通じていろいろと勉強になりました。ありがとうございました。
【2007/05/10 17:33】 URL | 管理人です #- [ 編集]

ご回答ありがとうございました
パソコンのメンテナンスで、御礼が遅くなりまして申し訳ございません。
いきなりの不躾な質問に、ご丁重に御教授くださって本当にありがとうございました。
ちゃんと理解できているかどうか自信はないのですが、ジイソプロピルアミンであることの理由は分かりました。ご回答と照らし合わせて表題の説明文を読むと、「ああ、そういうことなのか」と思うことができました。

ジクロロ酢酸が経口の抗腫瘍薬であるかもしれない、ということは、癌患者にとって物凄い朗報なんです。臨床試験の結果が待ち遠しいです。
また続報などありましたら、よろしくお願いいたします。
本当にありがとうございました。
【2007/05/13 03:05】 URL | クマ #Ll5Xzlp6 [ 編集]

教えてください
返信ありがとうございます。
クマさんは、ジイソプロピルアミンであるとのことで、
その理由を私も知れたらと思うのですが、お教えいただけないでしょうか。
私もジイソプロピルアミンの働きがどのようなものか、調べてみようと思います。
【2007/05/13 12:13】 URL | 管理人です #- [ 編集]

間違いです。失礼しました。
「ジイソプロピルアミン」ではなく、「ナトリウム」の間違いです。(これだから素人は…(泣 )
TCAとATPもよく混同します。基礎がないということは、こういうことなのだな、とシミジミ思う今日この頃です。
大変失礼致しました。

でも、ジイソプロピルアミンの働きも、教えて頂けると大変有り難く存じます。
と申しますのは、とあるクリニックで癌患者さんにリバオールを処方していて、僅かながら(?)も効果が見られるということで、処方が継続されているようなのです。肝臓の機能の改善によるものなのかもしれませんし、まだ「結果」と言えるような期間ではないようですが…。
なにか、疾患によい働きがあるのでしたら、是非知りたいところです。
お暇な折で結構ですので、よろしくお願いいたします。
【2007/05/13 21:30】 URL | クマ #Ll5Xzlp6 [ 編集]


リバオールはジイソプロピルアミンの方ですね。
処方されている患者さんは、何がんか分かりますでしょうか?
肝炎の場合は、肝臓を修復するためにリバオールが使われるようなので、肝がんには処方されるかもしれません。
ただもう少し調べてみますので、少しお待ちください。
【2007/05/13 22:55】 URL | 管理人です #- [ 編集]

追加情報です
リバオールをがん患者に処方している医師のサイトを見つけました。
リバオールの投与を望まれる方は今月中に申し込みをすると可能のようです。
詳しくは以下のサイトにあります。参考になれば幸いです。
http://2nd-opinion.jp/jouhou/kusuri_DCA070503.htm

【2007/05/15 00:11】 URL | 管理人です #- [ 編集]

そうです。そのクリニックです。
まだ期間が短いので、結果云々を言うのは早すぎるのでしょうが、18例中6例に奏効というのは、すごい奏功率ですよね。
ジイソプロピルアミンでこれだけ効果が見られるということは、ナトリウムの方ならもっと…と考えてもいいのだろうか、とか、
素人アタマではどう考えていいのかわからないんです。
ジイソプロピルアミンの何がどう効いているのでしょうか…?
【2007/05/16 00:20】 URL | クマ #Ll5Xzlp6 [ 編集]

奏功は少し意味が違っていると思います
この医院でのDCAによるがんへの効果は、『奏功の傾向』が見られたのが、18例中6例だと思います。
奏功の傾向は、腫瘍マーカーの上昇抑制か低下のことです。
なので、通常のがんで用いる奏功とは異なっていると思いますので、
もしかしたらクマさんは効果を過大評価されているかもしれません。

ジイソプロピルアミンの何が効いているということですが、
ジイソピルアミンが効くのではなく、ジクロロ酢酸ジイソプロピルアミンのジクロロ酢酸の部分が効いているのだと思います。
ジクロロ酢酸ナトリウムの場合も、効いているのは、ジクロロ酢酸の部分であると考えています。
理由は上記の解糖系からTCAサイクルへのピルビン酸の移行をスムーズにする効果がジクロロ酢酸にはあるからです。

【2007/05/16 00:56】 URL | 管理人です #- [ 編集]

そうですね
腫瘍マーカーの変動だけでは、確かなことはわかりませんね。フライングでした。
えーと、つまりはこういう事なのでしょうか?
こちらの記事や、アルバータ大学で言われている「DCA」は、ジクロロ酢酸ナトリウムと思われるが、
ジクロロ酢酸ジイソプロピルアミンでも、ジクロロ酢酸の部分が「奏効の傾向」をもたらす程度には効果がある(かもしれない)。というか、効果があるなら、それはジクロロ酢酸の部分の影響である。
理解が悪くてすみません。加えて、私の質問でコメント欄が伸びてしまって、申し訳ないです。
【2007/05/16 20:59】 URL | クマ #Ll5Xzlp6 [ 編集]

書き方が分かりにくくなりすみませんでした
クマさんの確認されたとおりの理解をしています。
ただこれは私なりの理解ですので、参考程度にされてください。
コメント欄が伸びる事はぜんぜんかまいませんので、気になさらないでください。
【2007/05/16 22:00】 URL | 管理人です #- [ 編集]

お手数をおかけしました
色々と大変勉強になりました。本当にありがとうございました。
癌の治療法は、意外な方面から見つかるのかもしれません。
焦らず、フライングせず、情報と研究の進化を待ちたいと思います。
こちらのブログもこれからも読ませていただきます。また、質問させていただくことがある、かもしれませんが、その時はまたどうかよろしくお願い申し上げます。
今後のご勉学の益々のご躍進をお祈り申し上げます。
【2007/05/18 22:35】 URL | クマ #Ll5Xzlp6 [ 編集]

とんでもございません
私も勉強させていただきました。ありがとうございます。
がんの有望な新薬候補はアメリカでは300くらいあるそうです。
本当に有効な新薬はさらに減ると思われますが、
結核に有効な治療をもたなかった人類が、今では結核を我々の生活から追放できたように、
がんも近い将来、怖い病気ではなくなればなと思います。
これからもブログを更新していきますので、
暖かく見守っていただけたらと思います。
疑問・質問は遠慮なくコメントされてください。
今後ともよろしくお願い致します。
【2007/05/19 22:54】 URL | 管理人です #- [ 編集]

教えてください!
太字の文ジクロロ酢酸と同じ効果のあるリバオールという薬を朝昼晩各3錠づつ服用していますが、ジクロロ酢酸ナトリウムそのものを処方していただける首都圏にある医院を教えていただけませんか?
【2007/09/19 22:52】 URL | 新井 宇多雄 #- [ 編集]

はじめまして
書き込みありがとうございます。
さっそくご質問の件ですが、
ジクロロ酢酸ナトリウムは、ピルビン酸脱水素酵素欠損症の患者さんに投与されています。
ですので、その関連で調べると見つかるかもしれません。
私も調べてみますが、もし参考になれば幸いです。
【2007/09/19 23:06】 URL | 管理人です #- [ 編集]

有難うございます。
早速有難うございました。「追加情報ですのところに、リバオールを患者に投入している医師のサイトが見つかりました。」とありましたが、クリックしても開きません。多分そこの医師は処方してくれるのではないかと思うのですが‥。
【2007/09/20 22:37】 URL | 新井 宇多雄 #- [ 編集]

医師のサイトのリンクについて
こんばんは
クリックして開かないのは、そのページがなくなっているからだと思います。
そのページではないですが、その医師が運営されているサイトのトップページをリンクしておきます。
http://2nd-opinion.jp/
そのサイトの主旨に同意されれば、そのサイト内で新井様の知りたい情報もあるのではないかと思います。
参考になれば幸いです。
【2007/09/20 22:51】 URL | 管理人です #- [ 編集]


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